また11年末に『間違いだらけのクルマ選び』著者としておなじみの自動車評論家、島下泰久君と一緒に「
ドアをリフトアップするタイプにしたのは百歩譲って許すとしましょう。けれども痛車にするのにS5である必要があったのでしょうか! いや僕の知り合いにも痛車を愛好する人はいて、それを楽しんでいる人の気持ちがわからないわけではありません。
自動車に携わるすべての人間は、今の時代にクルマを存分に楽しんでいる彼らに感謝しなければいけません。けれども、なにもS5でやらんでもいいんじゃないかと思ってしまいました。そんなのベースは4オーナーくらいのセフィーロでいいじゃないですか。せめてA5じゃダメだったのでしょうか。得も言われぬギャップに絶句しました。
オートサロンを舐めてはいけない。今年もそれを再確認させられ、僕は帰途についたのでした。
今後ともよろしくお願いします。
(Text by Satoshi Shiomi)