まずはハーネス。リヤシートに愛犬を乗せるとき、クルマの急な動きや万一の事故の際に、愛犬が前席や車外などに投げ出されるのを防ぐためのもの。いわば、犬用のシートベルトです。愛犬をケガから守るとともに、車内の乗員と愛犬との衝突を避ける役目も果たします。
愛犬への装着は2つのベルトを調整して行います。写真では見にくいですが、尻尾側のリングは、後席のシートベルトに取り付ける専用のストラップにつなぐためのもの。一方、首側には通常のリードをつなぐことができます。これなら、車外に連れ出して散歩するときでも、いちいちハーネスを外す必要はありません。レディちゃんも、とくにハーネスを嫌がる様子はありませんでした。
このハーネスは、愛犬の体格にあわせてS(1万6200円)、M(1万7280円)、L(1万8360円)、XL(2万520円)の4サイズが用意されています。レディちゃんにはSサイズを装着しています。
安全性という意味ではこのハーネスだけで十分ですが、抜け毛やシートの汚れ、ひっかき傷などが気になるという方にはペットプロテクトカバー(2万1600円)との併用がお勧めです。取り付けは、前後ヘッドレストとアシストグリップに固定ベルトを回して、ストラップの長さを調整するだけですので、取り外しや掃除も簡単です。
実は上の写真はペットプロテクトカバーの半分だけを使用したときのもの。これなら後席に人が一緒に座ることができます。大型犬の場合は左下の写真のようにペットプロテクトカバー全体を使って、後席をすっぽり覆うこともできます。両サイドがファスナーで開く構造になっていますので、愛犬の乗り降りに困ることはないでしょう。
なお、ペットプロテクトカバーには、前述のハーネスが使えるようストラップの通し穴が用意されています(写真右下)。おかげでハーネスとペットプロテクトカバーの併用も容易なのです。
一方、こちらはリヤシートペットカバー(1万2960円)。ペットプロテクトカバー同様、リヤシートを覆うものです。表面が吸収素材、裏面には防水加工が施されているので、"万が一"のときでも安心です。ペットプロテクトカバーに比べてより簡易な構造のため、お求めやすい価格というのも見逃せない点。シートへの装着は、前後ヘッドレストに固定ベルトを回して行います。
比較的小さな犬なら、マルチパーパスキャリー(1万7280円)を使うという手もあります。こちらも、前後ヘッドレストに固定ベルトを回して装着するというお手軽さが魅力。撥水加工が施されていますので、簡単に拭き取り掃除が可能です。愛犬を乗せるだけでなく、小物の収納などにも重宝します。
いずれのアイテムも、Audi車のインテリアにマッチしたシンプルでシックなデザインがうれしいところ。愛犬とのカーライフを安心、快適、そしておしゃれに彩りたい方にはお勧めです!
※価格はすべて税込です。
(Text by Satoshi Ubukata)