第16回 凍結対策はウインターケミカルで

そんなとき、エンジンを暖機して室内からガラスを暖めるという手はありますが、できれば長時間のアイドリングは避けたいもの。では、どうしたら素早くガラスの氷を落とせるのか？

やはり、手軽で確実なのが「デアイサー」、すなわち、解氷・凍結防止剤です。凍った部分にスプレーすることで、氷を解かすことができるのです。これがあれば、アイドリングして室内が暖まるのを待たなくても大丈夫！

アウディ純正アクセサリーとして用意されているデアイサーは500ml入りで価格は1365円です。

せっかくフロントウインドーの凍結をデアイサーで落としたのに、ウインドーウォッシャー液を吹きかけたら凍ってしまった......。それは夏用のウインドーウォッシャー液を使っているからです。冬には凍結しにくい冬用のウインドーウォッシャー液を使いましょう。

アウディ純正アクセサリーの冬用ウインドーウォッシャー濃縮液は、水との配合を変えることで使用可能な温度が調節できます。たとえば、濃縮液1：水1の割合で配合すればマイナス20度まで、濃縮液1：水2の割合ならマイナス10度まで凍らずに使えます。価格は500ml入りで578円です。


雪道を走ると、どうしてもタイヤやホイールが汚れてしまいます。タイヤは水洗いで汚れを落とすことができますが、ホイールは泥汚れに加えて、ブレーキダストなどがこびりついているため、なかなかきれいになりません。
そんなときはこのホイールクリーナを使って、汚れを落とします。使い方は簡単で、ホイールを水洗いしたあとにホイールクリーナをスプレーします。

しばらくしたら、ウエスやブラシを使って水で洗い流せば、こびりついたブレーキダストがきれいに除去できます。もちろん、ホイールクリーナは一年を通して使えますから、常備しておきたいケミカルといえるでしょう。
ちなみに、こちらは私の愛車（Audi A3 Sportback）で試したときの様子。左下の写真のようにフロントホイールがかなり汚れていましたが、洗浄後は新品の輝きが戻りました。

Audi純正アクセサリーのホイールクリーナ、価格は500ml入りで2205円です。

準備が整ったところで、雪道のドライブに出かけましょう。その模様は後日公開の予定です。

どうぞ、お楽しみに！

(Text by Satoshi Ubukata)