ひととおりリフレッシュが済んだはずのA2ですが、錆が気になるというオーナーの意向により、リフレッシュ続行です。

取材協力:maniacs STADIUM

まずは「フロントハブキャリア」。もちろん、このままでも危険ではありませんが、確かに実物を見てしまうと不安になるのはわかります。

オーナーのJさんが持ち込んだのは、中古のパーツ。現行型のフォルクスワーゲン ポロ(6R)用のハブキャリアです。おそらくA2に装着できるのではないかということで手に入れたそうです。果たして、うまくいくか?

さっそく作業に取りかかりますが、ハブキャリアだけでなくそれを固定しているボルトなどが錆びついていて、外すのに一苦労。しかし、百戦錬磨の熊澤メカニック、根気よく、なんとか無事にハブキャリアの取り外しに成功です。

その後、ドライブシャフトとポロ用のハブキャリアをクリーニング。これまた面倒な作業でしたが、なんとか終えて、サスペンションに組み付けていきます。左右が終わるころには、熊澤メカもぐったり、「リフレッシュというより、レストアに近いかも」と話していました。

ハブキャリアだけでなく、前後ブレーキディスクも目を背けたくなくほど錆びついています。もちろん、放っておくわけにはいかず、ブレーキディスクを新品に交換することにしました。



今回使ったのは、純正パーツを提供するTRWの製品で、純正同等の性能を持ちながら、求めやすい価格が魅力。賢く使えばメインテナンスコストが安く済みます。


さらに、ブレーキパッドも新品に交換します。


今回、A2用に選んだのは、ブレーキダストが少ないタイプのブレーキダストが少ないタイプの「m+ Clean Brake Pad 」。ブレーキダストによるアルミホイールの汚れに悩まされる前に、先手を打っておこうというわけです。


実は私も
そして、ブレーキフルードとクラッチフルードも交換しておきます。今回はDOT4/ISO Class6規格の「Ate SL.6」を使用しました。ちなみに、ブレーキとクラッチのフルードは共用です。

そういえば、エアフィルターもそのままの状態でした。そこで、外して確認すると......こんなに汚れていました。ということで、もちろん新品に交換しました。使用したのはMANN FILTERのエアフィルター。こちらも純正同等品です。


ということで、今日の作業はここまで。次回は運転席まわりのアップグレードを予定しています。

(Text by S.Ubukata)