2010年4月8日、アウディAGはQ7のエンジンラインアップを変更するとともに、8段ティプトロニックを搭載すると発表した。
ダウンサイジングはこのQ7でも止まらない!

ガソリンエンジンは、出力の異なる2種類の3L V6 TFSIをラインアップ。直噴システムとスーパーチャージャーにより、高性能・低燃費を図ろうというのだ。
3.6L V6 FSIにかわるのがベーシック版の3.0 TFSIで、最高出力200kW(272ps)、最大トルク400Nm(40.8kgm)を誇る。3.6L V6に比べて出力は劣るものの、トルクは40Nm上回り、しかも2250〜4750rpmというより低回転域でその実力を発揮する。

一方、4.2 V8 FSIにとってかわるのが、ハイパワー版の3.0 TFSIで、こちらは245kW(333ps)、440Nm(44.9kgm)、すなわち、S4に搭載されるエンジンと同じスペックとなる。

100km走行あたりの燃料消費率はどちらも10.7Lで、これは旧エンジンよりも12〜16%改善されている。

3.0 TFSIには、8段ティプトロニックが組み合わされ、力強い加速と、低燃費に寄与するはずだ。


(Text by S.Ubukata)