アウディAGは、2011年9月13日に開幕するフランクフルトモーターショーに、電気自動車のコンセプトカー「アウディA2コンセプト」を出展する。 アウディA2が、全長3.80×全幅1.69×全高1.49mのコンパクトEVとして復活する。といっても、今回はあくまでコンセプトモデルだが、革新のシンボルとして登場したアウディA2が再びわれわれの前に姿を現すというのだから、これは見逃せない!


エクステリアには、最新のライティングテクノロジーを満載。たとえば、LEDヘッドライトでは「マトリックスビーム」と呼ばれる技術を採用。これは、複数のLEDとマイクロリフレクターを組み合わせることで、高輝度ながら対向車のドライバーにやさしい光を生み出すというもの。ロービームを取り囲むように配置されるデイタイムランニングライトは、光ファイバー技術を利用する。また、テールランプは、周囲の状況にあわせて発光量を自動的に調節。レーザーダイオードを用いたリアフォグランプが、路面に赤い三角マークを照射するというのも新しい。

インテリアは、アウディA1よりもさらにコンパクトなボディに、独立した4つのシートを配置。フラットなフロアにはシティサイクルが格納できるスペースが用意されるという。


コンセプトカーはEVだが、近い将来登場するときには内燃機関版も用意されるのか? アウディA2がどんなかたちで復活を遂げるのか、興味津々である。


(Text by Satoshi Ubukata)