アウディAGは、アウディA4およびS4をマイナーチェンジし、写真を公開した。 2007年10月にフルモデルチェンジしたアウディA4が、登場から4年を経てマイナーチェンジを実施した。

エクステリアでは、フロントマスクを一新。シングルフレームグリルが最新の3Dデザインにアップデートされ、また、ヘッドライトのデザインも新しくなった。バンパーは水平基調のデザインとなり、ワイドさを印象づけている。


リアでは、新デザインのテールレンズが新鮮な印象を与えている。LEDの輝きは、点の列から帯状に変更され、力強さが伝わってくる。

一方、インテリアは、ステアリングホイールのデザインがA7と同様のデザインに。また、MMIコントローラーのボタンが8つから4つになるなど、変更は細部に及ぶ。
エンジンは、ガソリンが4タイプ、ディーゼルが6タイプ。このうち、ガソリンエンジンは、1.8 TFSI(120ps)、1.8 TFSI(170ps)、2.0 TFSI(211ps)、そして、V6スーパーチャージャーの3.0 TFSI(272ps)となる。

なお、すべてのエンジンに、アイドリングストップやブレーキエネルギー回生システムが標準となる。

その他の変更としては、ステアリングが電動パワーステアリングに変更になった。これにより、燃費が向上するとともに、ESPと連動して走行安定性を高めることが可能になる。オプションのアウディ ドライブセレクトには、従来の「コンフォート」「オート」「ダイナミック」に加えて、燃費向上を図る「エフィシェンシー」モードが追加されている。

アウディA4のフェイスリフトにともない、ハイパフォーマンスモデルのアウディS4もデザインを変更。シングルフレームグリルにクロームのアクセントを与えることで、ひと目でSモデルとわかるデザインとなった。
 

S4、S4アバントともに、エンジンは、変更前と同じ3.0 TFSI(333ps)を搭載する。

(Text by Satosh Ubukata)