※写真は日本仕様と異なる場合があります
それだけに、すでにその姿をご覧になり、日本での発売を心待ちにしている人は多いのではないだろうか。
新型A6アバントのラインアップは
・アウディA6アバント 2.8 FSI クワトロ......640万円
・アウディA6アバント 3.0 TFSI クワトロ......865万円
の2グレードが用意される。いずれも7速Sトロニックが組み合わされ、駆動方式はフルタイム4WDのクワトロ。つまり、セダンと同じグレード構成である。
ボディサイズは全長4930×全幅1875×全高1495mmで、全高はセダンより30mm高いものの、全長と全幅はセダンと同じ。ルーフからDピラーにかけての特徴的なラインは、実に優雅で「美しいワゴン=アバント」の名にふさわしいデザインだ。
先に述べたとおり、A6アバントのエンジンはすでにセダンに搭載されている2.8L V6直噴(204ps/28.6kgm)と3L V6直噴スーパーチャージャー(300ps/44.9kgm)の2タイプ。いずれにも、スタート・ストップシステム(アイドリングストップ機構)やブレーキエネルギー回生システムが採用される。さらに、電動パワーステアリングや7速Sトロニックなど、アウディの高効率テクノロジーによって、JC08モード燃費はA6アバント 2.8 FSIクワトロが11.8km/L、3.0 TFSIが11.0km/Lと旧型に比べて約20%の向上になる。さらに、どちらも2015年燃費基準を達成するため、現在のエコカー減税の対象となるばかりか、エコカー補助金、さらには新エコカー減税の対象車となる見込みだ。
新型A6アバントの装備はほぼセダンに準じている。タッチパッドにより操作可能なMMIタッチを標準装備。オーディオは、BOSEサラウンドサウンドシステムが標準装着される一方、音にこだわる人にはバング&オルフセン アドバンスドサウンドシステムが用意される。
このように内容充実のA6アバント。セダンに対して30万円高というプライスが、とても魅力的に思えるのは私だけだろうか?
(Text by Satoshi Ubukata)