2012年5月8日、アウディ ジャパンはプレミアムコンパクトSUVの「アウディQ3」を発表した。 アウディQ7、アウディQ5に続く第3のQシリーズとして誕生したのがアウディQ3だ。すでに、2011年の東京モーターショーにてジャパンプレミア(日本初公開)を済ませており、本日ついに発表に漕ぎ着けたというわけだ。


アウディQ3は、全長4385×全幅1830×全高1615mmのコンパクトなボディに、アウディQシリーズの魅力をぎゅっと凝縮したニューモデル。他のQシリーズが縦置きエンジンレイアウトを採用するのに対し、このQ3は横置きエンジンレイアウトを採用。2605mmのホイールベースは、フォルクスワーゲン・ティグアンと同じ数字で、前:マクファーソンストラット、後:4リンクのサスペンションなど、基本設計を共有している。

エクステリアは、最新のアウディの文法どおり。上端の角を落としたシングルフレームグリルやLEDポジショニングランプ付きバイキセノンヘッドライトが、ひとめでアウディとわかるフロントマスクをつくりあげている。と同時に、テールゲートがサイドまで回り込む"ラップアラウンドデザイン"やクーペのようなルーフラインなどがQシリーズの一員であることを物語る。


インテリアにもラップアラウンドデザインが繰り返され、コックピットを取り囲むようなダッシュボードが居心地の良さを演出する。

いまやアウディの特徴のひとつとなったMMI(マルチメディアインターフェース)は全車に標準装着される。


センタークラスターに設置されるスイッチ類はアウディA1のMMIとほぼ同じレイアウトを採用する。なお、MMIは上級グレードのQ3 2.0 TFSI クワトロ 211PSには、ナビゲーション付きのMMI 3G Plusが、また、エントリーグレードのQ3 2.0 TFSI クワトロ 170PSには、ナビゲーション機能が省かれたMMIベーシックがそれぞれ装着される。
エンジンは、性能の異なる2つの2.0 TFSIエンジンが用意される。ひとつは、最高出力211ps/5000〜6200rpm、最大トルク30.6kgm/1800〜4900rpmのハイパワー版。そして、もうひとつは最高出力170ps/4300〜6200rpm、最大トルク28.6kgm/1700〜4200rpmと少し控えめなバージョンだ。
どちらにも、湿式多板クラッチを用いた7速Sトロニックが組み合わされ、ハルデックスカップリングを用いたクワトロにより、余裕あるトルクを路面に伝えている。


とはいえ、このクワトロはオフロード走行が目的ではなく、オンロードを力強く駆けぬけるためのもの。それは、他のQシリーズにもいえることで、Qシリーズの都会的なイメージとぴったりあう。

先述のとおり、ラインアップはQ3 2.0 TFSI クワトロ 211PS(479万円)とQ3 2.0 TFSI クワトロ 170PS(409万円)の2グレード。211PSは本日2012年5月8日の発売で、170PSは2012年秋以降のデリバリーになる。

(Text by Satoshi Ubukata)