2013年3月19日、アウディ ジャパンはマイナーチェンジしたアウディR8を国内で発表、4月10日から販売を開始する。

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2007年に登場したアウディのミッドシップスポーツ「アウディR8」がマイナーチェンジし、日本でも正式発表された。アルミスペースフレームボディのASF(アウディ スペースフレーム)や高性能・高効率を誇るパワーユニット、そのパワーを余すところなく路面に伝えるクワトロなどがもたらす優れた基本性能を維持しながら、デザインやトランスミッションなどを磨き上げることで、より魅力的なスポーツモデルに進化している。
  

エクステリアでは、新デザインのヘッドライトやシングルフレームグリル、フロントバンパーが、これまで以上にシャープなフロントマスクをつくりあげている。ヘッドライトは全車にフルLEDタイプを採用して、アウディの先進性をアピールしている。


エクステリアミラーも新デザインを採用。そしてリアは、LEDリアコンビネーションランプやリアディフューザー、テールパイプなどのデザインをリニューアルした。

なお、LEDリアコンビネーションランプには、"ダイナミックターンシグナル"採用。これは、ターンシグナルが内側から外側に向かって、30個のLED流れるように点滅を繰り返すというもの。昼夜を問わず、R8のリアビューを特徴づけることになりそうだ。


一方、インテリアは、センターコンソールの周囲にハイグロスブラックパーツを配置するとともに、パワーウインドーのスイッチ類などにアルミ調パーツを採用している。


シフトパドルも新デザインになるなど、細部にわたってリニューアルを実施。上の写真はヨーロッパ仕様だが、日本仕様には最新のSDナビが標準装着される。
エンジンは従来どおり、4.2L V8 FSI(430ps)と5.2L V10 FSI(525ps)の2本立て。


エンジンのスペックに変更はないが、組み合わされるトランスミッションに待望の7速Sトロニックが用意される。これにより、R8クーペ5.2 FSIの0-100km/h加速は、Rトロニックを搭載する従来型に比べ0.3秒速い3.6秒をマーク。なお、クーペではSトロニックの他に6速マニュアルを選ぶことも可能だ。
ラインアップは以下のとおり。

アウディR8クーペ 4.2 FSIクワトロ(6MT):1729万円
アウディR8クーペ 4.2 FSIクワトロ(7AT):1799万円
アウディR8クーペ 5.2 FSIクワトロ(6MT):2049万円
アウディR8クーペ 5.2 FSIクワトロ(7AT):2119万円
アウディR8スパイダー 5.2 FSIクワトロ(7AT):2339万円

なお、ステアリング位置は左右いずれも選ぶことができる。


待望のSトロニックを手に入れたことで、新しいアウディR8はどんな走りを見せてくれるのか? その実力を試してみたい。

(Text by Satoshi Ubukata)