2013年3月27日、アウディAGはA3としては初となる3ボックスセダン、「アウディA3セダン」を発表した。
シリーズ初のセダンは、全長4456×全幅1796×全高1416mmのコンパクトセダン(!?)で、これはスポーツバックに比べて146mm長く、11mm幅広く、9mm低いプロポーションとなる。
アウディのセダンらしく、サイドビューはクーペのようなルーフラインと6ライトのウインドーグラフィックが特徴で、さらにボディサイドのダイナミックラインやトルネードラインによりスポーティなイメージを強めている。
リアビューはスポイラー内蔵のトランクリッドやLEDリアコンビネーションランプがひとめでアウディとわかる雰囲気をつくり上げている。
パワートレインは当初2.0 TDI、1.4 TFSI、1.8 TFSIが用意され、トランスミッションはマニュアルまたはSトロニックを選ぶことができる。1.4 TFSIは低負荷時に4気筒のうち2気筒が休止するシリンダーオンデマンドを採用する。スタート・ストップシステムは標準搭載される。
300psを誇る2.0 TFSIエンジンとクワトロを搭載するS3セダンも同時に発表された。Sトロニックとの組み合わせでは、0-100km/h加速は5.3秒をマーク。オプションでアウディ マグネティックライドが設定される。
A3セダンのデリバリーはドイツ他ヨーロッパは2013年夏ごろの予定で、その数カ月後にS3セダンが発売される見込みだ。
A4よりもひとまわりコンパクトなサイズが魅力のA3セダン。日本導入の可能性は?
(Text by Satoshi Ubukata)