フェイスリフトということで、基本部分は従来の設計を受け継ぎ、エクステリアもこれまでのイメージを色濃く残している。
それでも、シングルフレームグリルをはじめ、ボンネットやフロントバンパーなどがより立体的になったことから、フロントビューはこれまで以上に堂々とした印象になった。
リヤビューは、追加されたクロームの水平バーや新デザインのテールライト、台形のエキゾーストパイプを採用するなどしてワイド&ローの印象を強めている。
注目は新しいデザインのヘッドライト。新型では「マトリクスLEDヘッドライト」がオプションで用意されるのだ。25個のLEDで構成されるハイビームは、10億種類の配光パターンを持ち、対向車の有無やコーナーの角度にあわせて最適な配光を自動的に調整する。
ラインアップは従来と変わらず、エンジンも基本的には同じだが、4.0 TFSIのみ従来比15psのパワーアップを果たしている。価格は以下のとおり。
・Audi A8 3.0 TFSI quattro......980万円
・Audi A8 4.0 TFSI quattro......1240万円
・Audi A8 L 4.0 TFSI quattro......1370万円
・Audi A8 L W12 quattro......2085万円
(左はW12)
アウディ ジャパンでは、2014年の販売目標を650台に設定。これは前年に比べて20%増の数字である。なお、発売の時期は、A8 L W12 quattroとS8が5月8日、他が3月13日。
(Text by Satoshi Ubukata)