Audiは、アウトバーン9号線(A9)において、Audi A7 Sportbackをベースとした研究車両による自動運転をメディアに公開した。 すでにAudiは、ドイツのホッケンハイムサーキットを自動運転のAudi RS 7 Sportbackで駆け抜けたり、アメリカの西海岸からラスベガスまで、ハイウェイを自動運転で走行するなど、自動運転技術をたびたび紹介してきた。

今回は、Audi A7 Sportbackをベースとした研究車両「Jack」を使用して、アウトバーン9号線でのデモンストレーション走行を行った。メディア関係者を乗せたJackは、トラックを追い越すために自動的に車線変更を行ったり、周囲の車両を監視しながら車線の合流を行ったりと、クルマの流れを乱さないよう配慮しながら、自然で安全な走りを披露している。

実際の走行の様子はこちらの動画で!



自動運転の研究開発の成果は、その一部がすでにAudi A4やAudi Q7に採用される「トラフィックジャムアシスト」として市販車に盛り込まれている。次期Audi A8にも、さらに進んだ機能が搭載されるというから、今後もAudiの自動運転への取り組みからは目が離せない。

(Text by Satoshi Ubukata)