新開発の3.0 TFSIは、Audiが"Bサイクル"と呼ぶミラーサイクル燃焼方式を採用することで、従来に比べて21ps、60Nmの354ps、500Nmのハイパフォーマンス向上を実現しながら、12.7km/Lの低燃費を達成している（従来型は12.6km/L）。0-100km/h加速はSedanが4.7秒、Avantが4.9秒。
フルタイム4WDのquattroは機械式センターデフを持つタイプで、通常走行時には前40：後60の割合でトルクを配分する。後輪左右のトルク配分を0〜100％の範囲でアクティブにコントロールすることで旋回性を向上するリヤスポーツディファレンシャルはオプション設定だ。
Sモデル専用のサスペンションは標準に比べて20mmローダウンが図られる。さらに、Sモデル専用のシングルフレームグリルや前後バンパー、アルミルックのリヤディフューザー、4本出しのテールパイプなどにより、標準モデルとの違いは明らかである。タイヤは245/40R18が標準で、オプションでAudi Sportの19インチが用意される。ヘッドライトはLEDタイプが標準で、マトリクスLEDヘッドライトはオプションとなる。
インテリアはカーボンアトラスのデコラティブが配置され、ブラックのヘッドライニングなどとあいまってスポーティな印象を強めている。バーチャルコックピットはオプションとして用意される。
価格はSedanが839万円、Avantが868万円。
(Text by Satoshi Ubukata)