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新型「Audi Q5」をベースとするSモデル、「Audi SQ5」がデトロイトショーでワールドプレミアを果たした。新型Audi SQ5は、他のSモデル同様、ダブルの水平バーが配置されるシングルフレームグリルをはじめ、専用の前後バンパーやアルミホイールなどにより、標準モデルとの違いをアピールしている。
ブラックを基調とするインテリアは、ブラッシュドアルミまたはカーボンまたはウッドのデコラティブパネル、Sのロゴが配されたステアリングホイールなどにより、標準モデル以上にスポーティな雰囲気を演出。Sスポーツシートは、標準でアルカンターラとレザーのコンビネーションとなるが、ダイヤモンドステッチが施されるナッパレザーを選ぶことも可能だ。
エンジンは、Audi S4にも搭載される3L V6直噴ターボの3.0 TFSIを採用。最高出力354ps、最大トルク500Nmを誇るこのエンジンには8速ティプトロニックが組み合わされ、0-100km/h加速は5.4秒、最高速は250km/h(リミッター作動)を達成する。
フルタイム4WDのquattroは機械式のセルフロッキングセンターデフによりダイナミックにトルクを配分。通常はリヤへのトルク配分を多くすることでより軽快なハンドリングを実現する。オプションのリヤスポーツディファレンシャルを装着すれば、さらにダイナミックなハンドリングが可能となる。
サスペンションは、前後ともに5リンクを採用。標準で電子制御の可変ダンパーが装着される。Sモデル専用のアダプティブエアサスペンションも用意される。
新型Audi SQ5は、2017年中頃からドイツで販売がスタート。日本への導入が待ち遠しい一台だ。
(Text by Satoshi Ubukata)