2018年7月25日、Audiは2代目となる「Audi Q3」の写真を公開した。

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コンパクトSUVのAudi Q3がフルモデルチェンジにより2代目に生まれ変わった。横置きエンジン用プラットフォームの「MQB」を採用することで、最新のドライバーアシスタンスシステムなどを手に入れたのが特徴だ。

新型のボディサイズは全長4485×全幅1856×全高1585mm、ホイールベースは2680mmで、先代に比べて全長が97mm、全幅が25mm、ホイールベースが77mmそれぞれ拡大する一方、全高は5mm低められている。

フロントマスクは、「Audi Q8」同様、8角形のシングルフレームグリルを採用することで、新世代のQファミリーであることをアピールしている。ヘッドライトは全車LEDで、最上位版としてマトリクスLEDヘッドライトを選ぶことができる。


インテリアデザインも一新。ダッシュボードは上部がエアベント、下部は8角形のなかにMMIディスプレイなどを配した"2階建て"のデザインとなった。8角形はシングルフレームグリルのデザインを反復したものだ。


フル液晶メーターのバーチャルコックピットは標準装着。MMIディスプレイはタッチパネル式を採用している。


リヤシートには150mmのスライド機構を採用。ラゲッジスペースはリヤシートを使用しているときでも530〜675Lを確保し、40:20:40の分割可倒式シートをすべて倒せば1525Lまでスペースを拡大することができる。


エンジンはすべて4気筒の直噴式で、ガソリンが3タイプ、ディーゼルが1タイプが用意される。組み合わされるトランスミッションは6速マニュアルまたは7速Sトロニック。駆動方式はFFとquattroが設定される。いずれのモデルでも、サスペンションは前:マクファーソンストラット、後:4リンクとなる。


ドライバーアシスタンスシステムも充実しており、自動ブレーキ機能のアウディ プレセンスフロントが標準装着。また、Sトロニック仕様では、アダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合したアダプティブ クルーズ アシストが利用できる。他にも最新のドライバーアシスタンスシステムが用意される。

新型Audi Q3は、2018年11月からドイツおよびヨーロッパで販売が開始される予定だ。

(Text by Satoshi Ubukata)