リヤに搭載されるのは10Ahのリチウムイオンバッテリー。12Vの鉛バッテリーは搭載されず、12Vが必要な機器についてはDC/DCコンバーターによって降圧した電気が送られる。
エンジン前端に搭載されるスターターモーターは、Vベルトでエンジンのクランクシャフトに接続。エンジンのスタート機能に加えて、減速時には発電することでエネルギーを回生する。
さらにこのマイルドハイブリッドシステムでは30〜160km/hで走行中にアクセルから足を離すと、条件が整ったときにはエンジンを最大45秒停止することで燃費を改善。アクセルペダルを踏んだり、速度が22km/hを下回ったときには自動的にエンジンをスタートさせる。
これにより、V6ガソリンエンジンの場合、100km走行あたり0.7Lの燃料が節約できるという。
一方、2.0 TFSIエンジンにもマイルドハイブリッドが組み合わされるが、こちらは12Vバッテリーを用いるため、エネルギー回生量がV6に比べて小さいということだ。
(Text by Satoshi Ubukata)