アウディは、先週末に行われたインターコンチネンタル ル・マン カップ(ILMC)第1戦のあと、そのままセブリングで新型R18の開発テストを行った。 アウディが今年のル・マン24時間レースに向けて開発を進めているニューマシン、R18のテストが初めて米国で行われた。前回行ったテストと風洞実験で見つかった課題、特に空力面とV6TDIエンジンの冷却の効率を向上させた"エボリューション2"が今回のテストに使用された。

R18"エボリューション2"を使用したテストは、R15 TDIを使用しながら4日間行われた。テストドライバーを含む10人のドライバーがマシンのセットアップ、空力、タイヤ、冷却、信頼性等をチェックするために3台のマシンをドライブした。2台のR18はセブリングでのテスト終了後、ヨーロッパに空輸され、月曜日からインゴルシュタッドにあるアウディ スポーツにて分解、解析される。

次回R18が公の場に登場するのは、4月24日に行われるル・マン24時間の公式テストの予定。そして、5月7日に開催されるスパ6時間がデビューレースとなる。

(Text by M.MAKIMURA)