また、R18 TDIボディには『Audi ultra』のロゴが入る。これは今年デビューするR18 TDIを製作する上で注がれた、数々の軽量化技術を総称しているようだ。フルカーボンモノコックボディの採用、エンジンやギアボックスの軽量化、LEDライトの採用により、R18 TDIはレギュレーションを下回る重量を実現。最終的にバラストを最適な場所に搭載することによって低重心と前後重量バランスの最適化を図っている。
これらレースフィールドで培った軽量化技術は、もちろん市販車へのフィードバックを視野に入れている。TDI・FSIやquattroのように、ultraのバッジがついたアウディの市販モデルが登場するのもそう遠くないかもしれない。万全の体制で臨む今週末のテストデーが楽しみだ。
(Text by M.MAKIMURA)