これに対し、サービスアドバイザーからは、「ブレーキパッドが減っているようなので、メカニックに確認してもらいましょう」という提案がありました。また、ワイパーも確認したところ、交換時期を迎えていたので、これにも対応してくれるということです。
まずはメカニックがブレーキパッドの交換作業を行います。ホイールを外してブレーキパッドの厚さを再確認すると、やはりフロントのブレーキパッドの摩耗が進んでいました。ちょうど交換時期だったようです。
下の写真は新品(上)と摩耗した(下)フロントブレーキパッド。限界に近づいており、そのせいでブレーキを踏んだときの感触が頼りなかったようです。もちろん、新品に交換します。
同様にリヤのブレーキパッドも交換時期を迎えていたため、こちらも交換することになりました。ブレーキローターはとくに傷や摩耗もなく、まだしばらくは交換の必要はないとのこと。「とりあえず替えておきましょう」ではなく、必要なものを適切な時期に交換するため、余分な費用が発生しないのは助かりますね。
また、ワイパーブレードは交換したのが1年前ということもあり、メカニックから「そろそろ替えどきですね」とのアドバイスがありました。雨が降り出すたびに拭き残しに気づき、「しまった」ということになりかねないので、この機会に新しいワイパーブレードを装着しておくことになりました。
ひととおり作業が終わったあと、メカニックが走りを確認。「走行距離のわりに足まわりはしっかりしていますから、サスペンションはしばらくこのままで大丈夫でしょう。フロントガラスに傷やひび割れもありませんね。エアコンの効きも問題ありません。ブレーキパッドとワイパーを替えましたから、これで安心して長距離ドライブに出かけられるでしょう」とお墨付きをいただきました。
Audi正規ディーラーに定期的に足を運ばれている方は、常に適切なアドバイスを受けられていると思います。一方、Audiオーナーのなかには「正規ディーラーはなんとなく敷居が高い」というイメージを抱いている人も少なくないでようです。しかし、実際は気軽に相談ができますし、適切な時期に適切なパーツ交換をアドバイスしてくれるので実は合理的です。
なお、サービスアドバイザーに愛車のことをじっくり相談するなら、事前に予約を入れて、平日に伺うのがいいそうです。読者の皆さんも「Audi my car care Campaign」を機に、愛車の気になる部分を相談してみてはいかがでしょうか?
(Text by Satoshi Ubukata)