一方、Audi R8 LMS GT4でSP8クラスで参戦したTeam Phoenix Racingは、レース開始から10時間までトップを走っていたものの、その後、パワートレインにトラブルが発生しリタイヤとなった。
TCRクラスでは、Team Prosport-Performance GmbHのAudi RS 3 LMSが6時間経過時点でトップを走っていたものの、マシントラブルが発生しリタイヤ。一方、Bonk Motorsportは3位表彰台を獲得した。
レース後、Audi Sportカスタマーレーシング責任者のクリス・ラインケ氏は、「今年のレースで、Audi Sportカスタマーレーシングは10周年を迎えますが、多くのモータースポーツファンの皆様の期待に応えることはできませんでした。私たちのカスタマーチームとドライバーは、3つの異なるクラスで優勝を目指して懸命に準備し、レースに臨みました。そのため、今回の結果は残念でなりません。今年は、途中でレースが中断されるほど、厳しいコンディションの中で開催されました」とコメント。6月に開催されるスパ24時間レースでは、ぜひ雪辱を果たしてほしい。
(Text by Satoshi Ubukata)