2016年12月1日、アウディ ジャパンは、「Audi RS 3 Sedan」をベースとしたレーシングカー「Audi RS 3 LMS」を株式会社アドバンスステップを通じて12月1日より受注開始した。 「Audi RS 3 LMS」は2016年9月のパリサロンで発表されたレーシングカーで、Audi Sportがカスタマー向けに開発したTCR車両だ。

新しいツーリングカーレースである「TCRシリーズ」は、Audi R8 LMSのGT3カテゴリーに比べてコストなどの敷居が低いことから、今後成長が期待されるマーケット。Audi Sportは2017年シーズンに向け、2016年12月からこのAudi RS 3 LMSのデリバリーをスタートする予定だ。


日本でも来シーズンのスーパー耐久シリーズにTCR規定で走行するカテゴリーが新設される方向で調整が進められていることから、関心が高まっている。


これに対応するように、日本でもAudi RS 3 LMSが受注が開始された。日本に導入される「Audi RS 3 LMS SEQ」は全長×全幅×全高=4258×1950×1340mmのボディに、330ps/410Nmの発揮する2.0 TFSIエンジンと6速シーケンシャルギヤボックスを搭載。駆動方式は前輪駆動で、ステアリング位置は左となる。


税込価格は1835万円(輸入諸経費等は別途)で、車両販売に関しては
来シーズン、"S耐"でAudi RS 3 LMS SEQの勇姿を見てみたいものだ。

(Text by Satoshi Ubukata)