そして、この第3戦からは「Golf GTI TCR」が加わり、5台のTCRマシーンがバトルを繰り広げることになる。
この日の鈴鹿サーキットは、真夏の日差しが降り注ぎ、梅雨入りしたのが信じられないほどの好天に恵まれた。予選はAドライバー、Bドライバーごとに20分走行し、A/Bドライバーのベストラップの合計タイムでグリッドを決定。クラスによっては予選下位のマシーンが"セカンドチャンス100"と呼ばれる敗者復活戦に臨み、各クラス1台が予選落ちになるが、ST-TCRクラスについては5台すべてが決勝に進出できる。
10時25分にスタートしたAドライバーの走行では、#45 LIQUI MOLY RS3 LMSの田ヶ原章蔵選手が2分15秒944でトップ。一方、#19 BRP Audi Mie RS3 LMSの奥村浩一選手は0秒285の2分16秒229で2番手につける。
そして、11時15分からはBドライバーの走行が行われ、ここでも#45の白坂卓也選手が2分14秒894のトップタイムをマークし、ポールポジションを獲得した。#19の秋吉 圭選手は2分17秒907の4番手で、トータルでも4番手という結果になった。
ST-TCRクラスの予選結果は次のとおり。
1 #45 LIQUI MOLY RS3 LMS 田ヶ原章蔵/白坂卓也 4分30秒838
2 #10 Racingline PERFORMANCE GOLF TCR Philippe Devesa/密山祥吾 4分32秒292
3 #97 Modulo CIVIC TCR 土屋圭市/幸内秀憲 4分33秒968
4 #19 BRP Audi Mie RS3 LMS 奥村浩一/秋吉 圭 4分34秒136
5 #98 Modulo CIVIC TCR 黒澤琢弥/石川京侍 4分36秒284
#45 LIQUI MOLY RS3 LMSは過去2戦でもポールポジションを獲得しているが、決勝ではホンダ勢が強さを見せるだけに、ここ鈴鹿ではトップを守ってほしいものだ。
総勢50台による4時間の決勝レースは6月11日12時30分スタートだ。
(Text & Photos by Satoshi Ubukata)