2015年5月2日、2015年WEC第2戦スパの決勝が行われ、マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエがドライブする#7 Audi R18 e-tron quattroが優勝、2連覇を果たした。 1カ月半後にルマン24時間を控え、Audiはこのスパに3台のAudi R18 e-tron quattroを投入した。マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組がドライブする7号車と、ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組の8号車は、ルマン用に開発されたローダウンフォース仕様。そして、9号車はフィリップ・アルバカーキ/マルコ・ボナノミ/レネ・ラスト組が担当する。

1日の予選では、トップ3をポルシェが独占。一方、Audiは7号車が4位、8号車が5位、9号車が8位という結果に。トヨタは1号車が6位、2号車が7位と精彩を欠く。


2日に行われた6時間の決勝レースは、前半、ポルシェが首位を守り、18号車がトップでレースを折り返す。これを追う7号車はスタートから4時間目にロッテラーが首位を奪い、レースをリードする展開に。その後も7号車と18号車は激しいバトルを繰り広げ、ピットストップごとに順位が入れ替わる。


終盤、ロッテラーからトレルイエにドライバー交替した際に18号車に首位を明け渡したものの、7号車は残り90分にトップに返り咲く。そして、7号車は18号車に13秒424の差をつけてゴール、今季2連覇を果たした。3位は17号車のポルシェ、4位は9号車のAudi。トヨタは2号車が5位でレースを終えている。


ルマン24時間レースを前に確かな手応えを感じているAudi。5月31日にはルマンの公式テストが行われ、その2週間後にはいよいよ決戦のときを迎える。

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Audi)