2014年7月26日〜27日、ベルギーで開催されたスパ24時間レースで、Audi R8 LMS ultraが総合優勝を果たした。 最も過酷なGT3レースとして知られるスパ24時間レース。90周年を迎えた今年のレースには11のブランドから60台あまりが参加した。

Audi勢では、ベルギーAudiクラブ・チームWRTのローレンス・ヴァンスール/ルネ・ラスト/マーカス・ヴィンケルホック組がポールポジションを獲得。26日の決勝ではフロントローからのスタートとなった。


スタートから2時間ほどトップを守ったAudiだが、その後は度重なる事故による赤旗中断やセーフティカーランなどにより順位を落とすことになる。しかし、7時間後にはトップに復帰し、BMW Z4 GT3と首位争いを繰り返す。


ピットストップのたびに首位が入れ替わるAudiとBMWだったが、最終的にはAudiが2位のBMWを僅差で抑えてチェッカードフラッグを受けた。


Audiは2011年と2012年に優勝した経験があり、今回が3度目の優勝となる。また、今年行われた24時間レースでは、ルマン、ニュルブルクリンクに続き、このスパで3連勝を果たすこととなった。


(Text by Satoshi Ubukata)