8日に行われた予選で速さを見せたのはトヨタだった。ドライバー2名の平均ラップタイムで争われる予選では、#7 トヨタ TS030 hybridのブルツ/ラピエールが1分48秒013でポールポジションを獲得。#1 Audi R18 e-tron quattroのファスラー/トレルイエは1分48秒102でわずかに及ばず、2番手に。
3番手は#8 トヨタ TS030 hybrid、4番手は#2 Audi R18 e-tron quattroのマクニッシュ/クリステンセンという結果となった。
6時間の戦いとなる決勝は、序盤からトヨタが攻める。2位を走っていた#1のAudiは、1度目のピットストップ後に#8のトヨタにかわされ3位に。その後、左前タイヤのパンクにより予定外のピットストップを強いられ、さらに順位を下げてしまう。
#2は上位3台に比べてペースが遅く、中盤にはラップ遅れに。一方、パンク後の#1はファステストラップをマークしながら2台のトヨタを猛追する。
レースが動いたのはスタートから4時間を過ぎたころ。2位を走っていた#8のトヨタがサスペンショントラブルのためピットインし、そのままリタイアとなってしまう。これと前後して、トップ走行中の#7のトヨタがパンクによりピットストップの回数を増やす羽目に。
次戦(第8戦)は11月30日のベーレーン。勝利でシーズンを締めくくるのは果たして#1か、それとも#2か?
(Text by Satoshi Ubukata)