2014年3月25日、2014年のWECに参戦する「Audi R18 e-tron quattro」がルマン市内の公道を走行し、新しいカラーリングを御披露目した。 ルマン24時間耐久レースの際、車検が行われる「ジャコバン広場」を出発した2014モデルのAudi R18 e-tron quattroは、Audiのワークスドライバーでありルマンのレジェンドでもあるトム・クリステンセンのドライブにより、ブガッティサーキットを目指した。走行距離は約10km。

実は、2006年にAudi R10 TDIがパリで御披露目された際にも、クリステンセンが公道をドライブしている。



2014年モデルはシルバー、ホワイト、レッド、ブラックで彩られ、シルバーはレースでの輝かしい栄光を、ホワイトはハイブリッドテクノロジーを、ブラックは軽量デザインを、そしてレッドがAudiのパフォーマンスを象徴するという。


2014年モデルでは、V6 TDIエンジンの排気量が3.7Lから4Lに拡大され、また、エネルギー回生については2MJクラスを選択している。


Audiは3月28日と29日にフランスで行われるWECの公式テストに参加し、4月20日にイギリス・シルバーストーンで行われる第1戦に備える。

(Text by Satoshi Ubukata)