ピットインで順位が変わるものの、レースをリードし続ける#1のAudi。スタートから3時以上経過した18時21分にロッテラーからトレルイエにドライバー交替する。これと前後して、#2がマクニッシュからデュバル、#3がディグラッシからジャービスに交替。トヨタよりもピットインの回数が多いAudiは、TS030を引き離しに掛かり、#1、#2、#3の順でレースをリード。
ところが、7時間目の後半、21時43分に#1がピットイン。オルタネーターのトラブルが発生し、44分、12周をロスし、優勝争いから離脱する結果に。
さらに、#3も接触事故やパンクなどにより、4番手に順位を落とす。
ここで踏ん張ったのが#2のデュバル。6スティント乗車後、トップでステアリングをクリステンセンに委ねている。
その後、上位グループは#2、#8、#7、#3の順で周回を重ねる一方、#1はブレーキペダルの交換やスローパンクチャーなど、不運が続いている。
18時間経過時の順位は次のとおり。
1 #2 Audi R18 クリステンセン 263周
2 #8 トヨタTS030 サラザン 262周
3 #7 トヨタTS030 ブルツ 261周
4 #2 Audi R18 ディグラッシ 261周
6 #1 Audi R18 ファスラー 252周
ゴールまであと6時間。#2がこのままトップを守ることを祈りたい。
(Text by Satoshi Ubukata)