18時間経過時点で総合1位がカーナンバー2(以下#2)のAudi R18、2位が#8のトヨタ、3位が#7のトヨタ、4位が#3のAudi。変わりやすい空模様に見舞われたサルトサーキットだったが、トップの#2はミスのない走りを続けて首位をキープする。
その後、#2のドライバーはクリステンセンから、マクニッシュ、デュバルと代わり、最終ドライバーのクリステンセンにつないだ。
4位を走っていた#3は、12時を過ぎたあたりで、#7をかわし3位に浮上。その後、3位争いを演じることになるが、残り1時間というところで#7がクラッシュし、表彰台をほぼ確実にする。


#7はフロントを大破しながらピットに戻り、5番手の#1に4位を明け渡すことなくコースに復帰した。


そして23日15時をまわり、2位の#8と1周差を保ったまま#2のクリステンセンは危なげない走りで見事総合優勝、自身の優勝記録を9回に塗り替えた。

そして#3が総合3位、#1が5位で、それぞれレースを終えている。

1 #2 Audi R18 クリステンセン/マクニッシュ/デュバル 348周
2 #8 トヨタTS030 サラザン/ブエミ/ディビッドソン 347周
3 #2 Audi R18 ディグラッシ/ジュネ/ジャービス 347周
4 #7 トヨタTS030 ブルツ/ラビエール/中嶋 341周
5 #1 Audi R18 ファスラー/ロッテラー/トレルイエ 338周

最後の最後まで激しいバトルが繰り広げられた今年のルマン24時間。Audiワークスドライバーたちの健闘をたたえたい。

(Text by Satoshi Ubukata)