決勝では、スタート直後こそAudiの2台が先頭を守ったが、ほどなく#8が#1をかわして2位に浮上。以後、#2のAudiと#8のトヨタが終盤までトップ争いを続けることになる。
ピットストップのたびに順位を入れ替える2台だったが、6時間後には#2のAudiが#8のトヨタに23秒617の僅差で勝利を手に入れた。
デュバル/クリステンセン/マクニッシュの優勝は今季3度目で、Audiは今季負けなしの5連勝を達成している。
#2とは対照的に、#1のAudiは、他車との接触など不運に見舞われ一時は4位に順位を落とすが、中盤に3位に戻し表彰台を獲得している。
Audiは今回の優勝により、LMPカーで通算100勝目を記録した。その内訳は以下のとおり。
Audi R8 (2000〜2006):63勝
Audi R10 TDI (2006〜2008):22勝
Audi R15 TDI (2009〜2011):3勝
Audi R18 TDI (2011〜):12勝
次戦はいよいよ富士6時間。ホームサーキットのトヨタは2台体制でレースに臨む予定で、Audiとの壮絶なバトルが予想される。決勝スタートは10月20日11時。ぜひ、現地でAudiに声援を!
(Text by Satoshi Ubukata)