※ギャラリーは1to8.net / facebook 今回が3度目となる富士スプリントカップは、SUPER GTとFormula NIPPONという国内最高峰レースが同時に行われる興奮のイベント。SUPER GTは通常のシリーズ戦とは異なり、100kmのスプリントレースとなる。そのため、途中のドライバー交替はなく、ふだんは2人1組のドライバーは、土曜日と日曜日の2回の決勝にそれぞれ出走することになる。
しかも、富士スプリントカップでは、クラスごとに決勝が行われるので、シリーズ戦のようにGT500とGT300のマシーンが入り交じることがない。さらに、決勝のスタートはローリング方式ではなく、スタンディング式になるなど、さまざまな点でシリーズ戦とは異なるレースになっているのだ。
アウディR8 LMS勢は、土曜日の第1レースには、#11が平中克幸選手(予選14位)、#21がリチャード・ライアン選手(同12位)、#30が坂本雄也選手(17位)、#77がイゴール・スシュコ選手(23位)が参加。一方、日曜日の第2レースでは、#11が田中哲也選手(14位)、#21が都筑晶裕選手(15位)、#30が岩崎祐貴選手(16位)、#77が小林賢二選手(21位)という顔ぶれだ。
翌18日は、土曜日とは打って変わり、気持ちの良い青空が広がった。しかし、レースはスタート後の1コーナーでいきなり、予選2位の#88織戸選手のガヤルドと予選5位の#3関口選手のGT-Rが接触、波乱の幕開けとなった。
ということで、2012年はこれでレースが終了。性能調整に苦しめられたアウディR8 LMS勢だが、ファンの目を楽しませてくれた功績は大きい。来シーズンもその勇姿で私たちに興奮を与えてほしい。
(Text by Satoshi Ubukata)