予選では、#7のトヨタTS030ハイブリッドがポールポジションを獲得。さらに#8のTS030ハイブリッドが2位に着けてフロントロウを独占。一方のアウディは、#2が#7から3秒262遅れの3位、#1が5秒467遅れの5位に終わる。
ところが決勝レースでは、6周目には#2をドライブするマクニッシュがトヨタ勢をかわしてトップに躍り出て、また#1のトレルイエも7周目には2番手にポジションを上げる。
ここからアウディ勢の快走が続くが、77周目に#1のファスラーが#2のデュバルを捉えてトップに浮上。その後は交替した#1のロッテラーが#2のクリステンセンとの差を広げていった。
しかしレース終盤、#1はフロントに駆動力が伝わらなくなるというトラブルに見舞われ、#2にトップの座を明け渡さざるを得ない状況に。ゴール直前の195周目、#2のマクニッシュが#1のトレルイエをかわしてトップに躍り出てフィニッシュ。#1は3.4秒遅れの2位でフィニッシュ。2台のトヨタTS030ハイブリッドはともに1周遅れで#8が3位、#7が4位でレースを終えた。
(Text by Satoshi Ubukata)