アウディ スポーツは、2011年DTMチャンピオンのマルティン・トムツィクが、2012年はアウディ以外のチームから参戦することを発表した。 マルティン・トムツィクは2011年、19歳(当時最年少)の時にチーム ABT スポーツラインでDTMのキャリアをスタートさせた。2003年から2004年までアウディのファクトリードライバーとして、「Sライン アウディ ジュニアチーム」に加入。DTM参戦6年目となる2006年に初勝利を挙げる。そして今年、旧型のマシンにもかかわらず、シーズン3勝を挙げ念願のチャンピオンを獲得した。

マルティン・トムツィクがアウディから離脱することについてアウディ スポーツ代表のウォルフガング・ウルリッヒは、「彼がアウディのチームから離脱することを決心したことに深い悲しみを感じていることは言うまでもない。しかし、彼はこの11年間、アウディのチームで良い時も悪い時も過ごしてきた。その結果、今年タイトルを獲得した後に、なにか新しい挑戦をしたいという気持ちは理解できる。これからの彼の未来にとって実り多きものとなることを望んでいる。」と話している。

マルティン・トムツィクは、来年からDTMに復帰するBMWに合流すると見られている。

(Text by M.MAKIMURA)