Hitotsuyama Racingは10月1〜2日に九州オートポリスで開催された GT Asia第9、10戦において、Audi R8 LMS、 Porsche 997 GT3 cupの2台で連続入賞を達成しました。 10月1日午後、10分間のインターバルを挟み15分間の予選が2回行われました。今回 Audi R8 LMSのステアリングを握る Frank Yuは、序盤から念入りにタイヤに熱を入れ積極的にアタックを行います。絶対的なマシンパワーではライバルに及 ばない R8 LMSですが、Frank Yuはインフィールドセクションでタイムを稼ぎ、予選1回目、2回目でそれぞれ総合3位、4 位を獲得しました。
Super GTの公式予選後に40分間のタイムレースで行われた第9戦。ローリングスタートではやはり加速で勝る Lamborghini、Porsche勢に先を越され、1コーナーまでに3つポジションを落とし6位となります。その後、3位争いが白熱。 Lamborghini、Porsche、そして Audiが超接近戦を展開、サーキットを沸かせます。ピットストップ義務を消化後、 Frank Yuは4位にポジションアップ。今度は残り数分のところでトップ争いを繰り広げていた #1 Lamborghiniと #72 Porscheが接触。#72 Porscheはマシンにダメージを負いリタイヤに追い込まれてしまいます。この間、#33 Ferrariに4位 の座を奪われた Frank Yuですが、#72 Porscheのリタイヤにより再び4位にポジションアップ。なんと今度は #1 Lamborghiniに接触に対するドライブスルーペナルティが課せられます。#1 Lamborghiniは最終ラップの最終コーナーで ピットインしペナルティを消化しようとするも、時既に遅し。結局優勝は #2 Lamborghini、2位 #33 Ferrariから3位 #30 Audi R8 LMSまでが0.5秒差の僅差となり、Frank Yuは Hitotsuyama Racingとともに嬉しい3位表彰台を獲得しました。 一夜明け10月2日午前11時50分、第10戦がスタート。5位スタートの Frank Yuはやはり Lamborghiniの先行を許し6位で 1コーナーへ。この第10戦もコース上のいたるところで激しいバトルが展開されます。Frank Yuは序盤に #22 Lamborghiniを交わすと、続いて #2 Lamborghiniも余裕でパス。その後は5秒以上あった3位を走る #72 Porscheとの差 を徐々に縮め、レース中盤にはテール・トゥ・ノーズの争いに。この争いはサーキットモニターでもクローズアップされ観 客を沸かせたものの、最後まで順位が入れ替わることはなく、Frank Yuは悔しい4位フィニッシュとなりました。

なお、今回 GTMクラスには鈴鹿戦に続き、Hitotsuyama Racingから Porsche 997 GT3 cupで小林賢二が参戦。第9戦 こそ最終ラップの1コーナーでトップの座を明け渡し2位に甘んじたものの、第10戦では完璧な走りで記念すべき GTMクラ ス優勝を飾りました。小林賢二は11月20日に開催される最終戦マカオ GPへの参戦も決定しており、GTMクラスチャンピ オンに向け大きな前進となりました。

Hitotsuyama Racingはこのオートポリス戦において GT3クラスで3位、4位、そして GTMクラスで2位、1位と連続入賞を 獲得し、GT Asiaでの存在感をアピールすることができました。今後も海外レースも視野に入れレース活動を積極的に行っ て参ります。 引き続き、ご声援の程、宜しくお願い申し上げます。

(Hitotsuyama Racing Race Report)