● ティモ ベルンハルトとマルセル ファスラーが3位に
● Audi R8 LMSはGTCクラスの1-2位を獲得 中国で開催されたインターコンチネンタル ルマンカップ(ILMC)の最終戦に、Audi Sport Team Joestはルマン24時間優勝マシン・Audi R18 TDIで出場し表彰台を獲得、ティモ ベルンハルトとマルセル ファスラーが、珠海で行われた6時間耐久レースで3位入賞を果たしました。チームメイトのアラン マクニッシュとトム クリステンセンは衝突事故に巻き込まれ、リタイアとなりました。
今年いくども繰り返された様に、今回もAudi Sport Team Joestの2台のAudi R18 TDIは、レース序盤では順調な走りを見せていたにも関わらず、不運に見舞われてしまいました。レース開始直後、アラン マクニッシュとティモ ベルンハルトは先行する1台のプジョーを抜き去り、2-3番手ポジションを獲得しました。そして18周目には、その時点でトップを走行していたセバスチャンボルデイズのプジョーを抜き去り1-2番手となりました。
しかし残念なことに、Audiによる1-2番手独占は余り長くは続きませんでした。アラン マクニッシュは最初の給油作業時に、GTマシンに衝突されAudi R18 TDIのリアボディの交換を余儀なくされ、1周の遅れを喫してしまいました。その他にも、1コーナー手前で、その時後ろを走っていたLMP1クラスのマシンがブレーキングミスにより追突してきたことでケーブルハーネスが切断されるというアクシデントにも見舞われました。これにより、R18 TDIのオンボードコンピュータシステムに、修復不能のダメージを負い、Audi Sport Team Joestは3時間46分時点で、このマシンをリタイアさせる決断を下しました。
ティモ ベルンハルトとマルセル ファスラーのマシンは、長きに渡ってトップを走り続けていました。しかしレースが中盤に差し掛かった頃、ゼッケン1番のAudi R18 TDIは、第2スティントでの実績を遥かに上回るタイヤの摩耗に見舞われ、ラップタイムが落ちてきていました。そのような状況の中、奪われたトップの座を奪回すべく前を行くプジョーをレース終了直前に追い抜こうとした瞬間、マルセル ファスラーは高速最終コーナーでスピン。それでもファスラーはマシンをガードレールなどに衝突させることなくコントロールし、3位の座を守りきりました。今回の結果は、ベルンハルトとファスラーにとって、イモラとシルバーストーンに続く3回目のILMCの表彰台獲得となりました。
Audi R8 LMSが、GTCクラスで1-2フィニッシュ
GTCクラスでは、Audi R8 LMSがクラス1-2フィニッシュを達成。Audi Sportカスタマーレーシング チャイナは、Audi R8 LMSによる初参戦レースを劇的な勝利で飾りました。DTMレーサーのエドアルド モルタラは、香港出身のダリル オーヤン、スイス出身のアレクサンドレ インペラトリと共に、GTレースのデビューウィンを獲得しました。2位は、AudiレースエクスペリエンスのAudi R8 LMSが獲得しました。このマシンは、来週再び、マカオに隣接するサーキットでのレースを控えています。
【ILMC第7戦:珠海の結果】
1. ボルデイス/デビッドソン (プジョー) 249ラップ 6時間01分24.879秒
2. モンタニー/サラザン (プジョー) +38.651秒
3. ベルンハルト/ファスラー (Audi R18 TDI) - 1 Lap
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18. モルタラ/オーヤン/インペラトリ (Audi R8 LMS) -39 Laps(1 GTC)
19. リー/グルバー/タクマク (Audi R8 LMS) -46Laps(2 GTC)
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(アウディ ジャパン プレスリリース)