【スーパー耐久シリーズ第2戦「SUPER TEC」:富士スピードウェイ(静岡県)】
● 藤井/都筑/キム組が、スーパー耐久第2戦において開幕戦に続き総合優勝
● 高速コースでより明らかになった高性能、予選で2番手に4秒もの大差
● 2戦目も一瞬たりともライバルの脅威を感じることなく、ポール・トゥ・ウィンを達成
7月23日~24日、スーパー耐久シリーズ第2戦が富士スピードウェイを舞台に4時間耐久レースとして開催されました。日本独自のツーリングカーレース、スーパー耐久シリーズは、今年から国際的なレース交流を図るため、FIA GT3レギュレーションに準拠したFIA 公認車両が参加できるST-Xクラスを新設。このクラスにおいて、Audi R8 LMS(Audi AG 直轄のモータースポーツ部門Audi Sport がプライベートチームに販売するレーシングマシン)がHitotsuyama Racingの手により参戦しています。ST-Xクラスは今シーズン全7戦(ASIA Round含む)の予定です。

Hitotsuyama RacingからエントリーするAudi R8 LMSは、開幕戦に続いて2戦連続の総合優勝を果たしました。シートを託されたのは、第1戦でデビューウィンを達成した藤井誠暢、都筑晶裕、マイケル・キムの3選手です。国内最長・約2kmのストレートを持つ富士ではそのライバル不在の速さがより強調されることになりました。快晴に恵まれた予選では、2番手に対し4秒もの大差でポールポジションを獲得。決勝当日はサーキット上空を雲が覆い、路面温度は下降、よりレースに適した条件となりました。スタートを担当した都築は、オープニングラップの1周だけで3秒以上のギャップを築き、ドライバー交代の頃には全車を周回遅れとする力走を見せます。2番目のキムも順調且つ安定したラップを刻みエースの藤井へバトンタッチ。藤井は、自らの担当時間でさらにもう1周のアドバンテージをプラスし、最後は再び都筑がステアリングを握ります。Audi R8 LMSは見事に2戦連続のポール・トゥ・ウィンで総合優勝を飾りました。

【Audi R8 LMS ドライバー藤井 誠暢のコメント】
「予選では1分42秒台をターゲットにしていたので、想定どおりのタイムが出てよかった。ただ、この時期は気温が高くコンディションとしては決して良くないので、もし冬場の3月であれば、1分40秒台がターゲットになるだろう。それだけのポテンシャルは確実にある。決勝では速く走るだけでなく、燃費にも配慮しなければならず必ずしも楽ではなかった。しかし、初めてドライで長い距離を走ったにもかかわらず、クルマには一切トラブルが出ず、信頼性も非常に高いことが明らかになったので、第1戦以上に意義のあるレースになったと思う」

(アウディ ジャパン プレスリリース)