実際、データを見ると、旧型の370Lに対し、新型は380Lと10L増えただけです。全長が35mmしか伸びておらず、しかも、それ以上にホイールベースが長くなっているので、まあこんなものでしょうか? それでも、十分な広さを確保しているのは旧型同様です。
新しいところでは、フロアの高さが2段階に変えられるようになりました。低い位置(写真左下)にすれば、そのぶん"敷居"が高くなりますが、ラゲッジスペースは広く使えます。ただ、フロアボードの先端部が斜めになっているので、奥まで荷物がきっちり積めないのが残念なところ。旧型は三脚ケースがぴったり収まったので、なおさら悔しい(笑)
一方、高い位置では倒したリヤシートとほぼフラットになり、敷居も低くなりますので、使い勝手は良くなります。
ちなみに、先日試乗した1.8 TFSI quattroは、高い位置しか選べないので、1.4 TFSIに比べてラゲッジ容量は40L少なくなります。
それはさておき、ラゲッジスペースで面白いものを発見! 左下の写真のように、ラゲッジスペースの両サイドには、開けたフロアボードを支えるよう突起があるんですが、A3 Sportbackではこの中にLEDライトが仕込まれていました!
これはアイディア賞モノかも!? 他のモデルに移植できないかな?(笑)
(Text by Satoshi Ubukata)