新しいモデルが出るごとに、着実に進化し続けているAudiのインフォテインメントシステム「MMI」。最新が最良ということで、ウチのA3 Sportbackでも試してみることに。 Audi A3 Sportbackの場合、標準はナビなしの「MMIベーシック」が装着され、ナビ付きの「MMIナビゲーションシステム」は30万円のオプションです。ただ、ナビが追加されるだけでなく、モニターが5.8インチから7インチにグレードアップされたり、ミュージックサーバー機能やアウディミュージックインターフェース(AMI)がついたり、また、DSRCシステムが追加されるなど、さまざまなメリットがあるので、できれば注文しておきたいメーカーオプションです。

さて、下の写真がA3 SportbackのMMIコントローラーですが、やけにロータリースイッチが大きいのは、その上部にタッチパッドが備わるから。これで、ナビ操作時に文字を手書き入力したり、地図のカーソルを動かすことができます。そのあたりの使い勝手は、もうすこし使い込んでから報告するとして、以前に比べるとスイッチがさらにシンプルになったのが、このA3 Sportback用の特徴です。

とくに、「NAVI」「TEL」「RADIO」「MEDIA」といった機能を選択するスイッチがプッシュ式から、レバーを前後に動かすタイプに変わったので、ロータリースイッチ周囲のスイッチと間違えることがなく、いまや手元を見ることなく操作することが可能になりました。


しかも、MMIの場合は「NAVI」「TEL」「RADIO」「MEDIA」がダイレクトに選べるので、まずはトップメニューを表示してそこから各機能へ移る......といった煩わしさがなく、実に使いやすいんです。
それほど使用頻度が高くないということで、トップメニューからしかアクセスできない機能もあります。たとえば「Car」がそのひとつ。ここでは、オートライトの作動時間や、エアコンの自動内気循環など、さまざまな車両設定を行うことができます。


ちなみに、New Audi A3 Sportbackでは、走行時の自動ロックや、センターロックと同期したミラーの格納といった機能が標準採用されています。
エンターテインメントは、ラジオ、地デジ/ワンセグに加えて、CD/DVD、さらに、SDに格納した音楽ファイルの再生が可能。また、内蔵SSDにコピーした音楽ファイルを再生する「ジュークボックス」機能も搭載されています。Bluetoothを使って、スマートフォンや携帯音楽プレーヤの音楽をワイヤレスで楽しむこともできます。

さらに、前述のAMIを使えば、専用のケーブルを用意することで、iPhone/iPodやビデオを接続することも可能です。僕はもっぱらAMIでiPhoneをつないで、音楽を楽しんでいます。

ミュージックサーバーやSDオーディオでは、アルバムをジャケット写真で選択できるアルバムブラウザーが利用できます。操作にはロータリスイッチまたはタッチパッドを使います。もちろん、左の写真のように、リストの中から好みのアルバムやフォルダーを選択することも可能です。
電話のハンズフリーも便利な機能です。iPhoneとはBluetoothで接続し、電話帳も自動的に転送されるので手間いらず......と思ったら、落とし穴が。

電話帳が50音で検索できず、なんとなく漢字の読みで並んでいる状態。iPhoneからMMIにデータが移る際に、読みのデータが落ちてしまっているのでしょうか? データファイルをつくってSDから読み込ませるという手もあるんですが、それでもうまく並ばず困っています。

iPhoneユーザーが増えていることを考えると、早急な対応が必要だと思うのですが......。


さいわい、音声認識機能を使って電話帳を検索すると、それらしいデータがリストアップされるので、なんとか使えていますが(笑)

まあ、多少気になる部分はありますが、使いやすさという点では、とても気に入っているMMI。オプションで選んだバング&オルフセン サウンドシステムもクリアな音が爽快で、ついついA3 Sportbackに乗る機会が増えてしまいます。

(Text by Satoshi Ubukata)