この表示を切り替えるが、冒頭で紹介したステアリングのスイッチです。
通常は表示されませんが、「◁」や「▷」(ロッカースイッチ)を押すと、DISの上の部分に"タブ"が現れ、4つの異なるタブを切り替えることができます。左から車両情報、オーディオ、電話、そして、ナビです。
車両情報には、「コンピュータ」「効率化」「デジ速度計」「ACC」といったサブメニューがあり、たとえばコンピュータでは、平均速度や平均燃費、瞬間燃費といったデータが確認できます。上の画面は平均燃費(「2」は長期メモリーを意味します)で、それ以外にも、時刻、オドメーター、トリップメーター、シフトインジケーター、外気温などさまざまな情報が同時に見られるので便利です。
表示の切り替えは左下の回転スイッチ(ダイヤル)を使います。また、右下のプッシュスイッチを押すとサブメニュー(写真右下)が表示されます。
左下の写真は効率化の画面で、スタートしてからの平均燃費と瞬間燃費を同時見ることができます。僕はたいていこの画面にしています。ダイヤルを回すと、平均燃費と走行距離、走行時間に切り替わります。
なお、タブを切り替えてしばらくすると、一番上のタブは消えてオーディオの情報が表示されるようになります。
多機能なDISとマルチファンクションスイッチのおかげで、ステアリングホイールから手を離さずに、必要な操作ができるのはとても便利です。
MMIとDIS/マルチファンクションスイッチの組み合わせは、ユーザーインターフェイスのなかでは最強の部類に入ると思いますが、いかがでしょう?
(Text by Satoshi Ubukata)