最近のAudiでは見かけなくなった「フューエルリッドオープナー」や「フューエルリッドリリースボタン」。それが、Audi A3 Sportback e-tronにありました! 給油口のフラップがセンターロックに連動するようになって、不要になったばかりか、むしろあると面倒に思える「フューエルリッドオープナー」や「フューエルリッドリリースボタン」。でも、A3 e-tronではこのスイッチを操作しないと給油口のフラップが開きません。

ガソリンスタンドで操作すると、DISにこんな表示が......。


そして数秒後に表示が変わり、フラップが開きます。この間に燃料タンクの圧力を下げているそうです。

EVモードが続いた場合、燃料タンクから蒸発した燃料をキャッチする"チャコールキャニスター"がキャパシティオーバーになる恐れがあるため、それを防ぐためにEVモードで走行中はチャコールキャニスターに続く経路を閉じています。このため燃料タンクの圧力が上がるので、給油時にはこの圧力を下げてやる必要があるのだそうです。

プラグインハイブリッド車ならではの仕掛けなんですね!

(Text by Satoshi Ubukata)