MMIナビゲーション装着車では、Audi独自のテレマティックサービス「Audi connect」が利用できます。マイナーチェンジを機に変わったところは? 2013年9月にフルモデルチェンジしたAudi A3が日本に導入されたときに、同時にスタートしたのが「Audi connect」です。Audi connectは携帯電話回線を使ってMMIをネットワークに接続し、さまざまな情報をリアルタイムに取得する機能。

通信はスマートフォンではなく、専用のデータ通信機器が用いられます。写真はAudi connect用のSIMカードのスロット。利用料金は初度登録日から3年間無料です。


これまではソフトバンクの3Gネットワークを利用していましたが、Audi TT以降のニューモデルではLTEネットワークを使っています。

下の写真はAudi connectのサービスリスト。オンラインニュースや駐車場情報、ガソリンスタンド検索、Googleを利用した施設検索などのサービスが用意されています。


また、従来どおり、Google Earthによる地図表示も可能です。地図設定の地図形式を「Google Earth」に変更すると......


左下の写真のようにGoogle Earthでの表示に切り替わります。当初はGoogle Earthを表示したときにはVICSの交通情報が表示されなかったはずですが、いまはちゃんと表示されていますね。もちろん、この状態でルート案内も可能です。

そして、右下はおなじみのストリートビュー。PCやスマホ同様にMMIでもこの機能が利用できます。


Audi A3のMMIナビゲーションでは、「Audi connect Navigator」と呼ばれるオペレーターサービスが利用できます。どんなサービスかは、
あとはシステムの指示にしたがってキーワードを発するだけ。施設の名前がわからなくても、関連するキーワードだけで見つかることもあります。以前のシステムでは「現在地周辺」か「目的地周辺」を指定する必要がありましたが、最新版はその手間もなくなりました。

Audi connect Navigatorとこの音声認識対応のオンライン検索があれば、ナビが苦手という人でももう大丈夫ですね!


(Text by Satoshi Ubukata)