納車から10日が経ちました。いつもならとっくに"ならし運転"が終わっているんですが......
通常のペースだと、納車されてすぐに「ならし運転の旅」に出かけ、あっというまにオドメーターが1000kmを超えるんですが(笑)、今回はガソリンをセーブするために旅立つことを断念。よって1000kmはまだまだ先。しばらくはならし運転が続きそうです。

アウディA1の取扱説明書を見ると、「最初の1500kmまでは慣らし運転を行ってください」「最初の1000kmまではアクセルペダルを全開にしたり、トレイラーやキャラバンを引いたり、エンジン回転数を最大許容量の2/3以上にしないでください」「1000kmから1500kmでは、エンジン回転数と車速を徐々に上げることが可能です」と書いてあります。
 
ということで、当面は4000rpm以下に回転を抑えないといけません。しかし、これが全然ストレスにならないのです。というのも、A1に積まれる1.4 TFSIエンジンは、低回転からトルクがあるので、街中では4000rpmまで回す必要はなく、ほとんどの場合は3000rpm、いや、2500rpm以下で事足りてしまいます。だからならし運転中でも全然ツラくない。
実際、街中では60km/hを7速1200rpmそこそこで走ってしまいます。高速の100km/h巡航も2000rpmをわずかに下回るほど。この回転の低さが低燃費に効くのはいうまでもありません。
ただ、1400rpm以下だとエンジンのノイズと振動が目立ちます。以前所有していた旧型ゴルフヴァリアントTSIトレンドラインも同じエンジンを積んでいたましが、やはりこのノイズと振動は耳障りでした。最新型のゴルフやゴルフヴァリアントでは見事に解消されていましたが、A1では難しかったか?

ところで、僕のA1はスポーツパッケージ仕様なので、スポーツサスペンションが標準で付いています。さすがにまだ"あたり"がついていないので、乗り心地は硬めです。おそらく4000?5000km走らないと本来の乗り心地にならないのでは......。そのころにはもう少しカドが取れているといいなぁと期待しつつ、いまはおとなしく"成長"を見守りたいと思います。

(Text by Satoshi Ubukata)