そう、S-line用のステアリングホイールです。これで愛車は"なんちゃってS-line"(笑)
こうするために、標準のステアリングホイールを外したわけです。
標準パーツと違い、このS-line用のステアリングホイールでは、左右の握りの部分がパンチングレザーに変わり、また、スイッチのまわりにハイグロスブラックのペイントが施されます。
以前の愛車「ゴルフヴァリアント」でもパドルシフトがほしくて、無理矢理パーツをかき集め、なんとか使えるようにした僕としては、このアウディA1にもパドルシフトを付けたかったんです。もちろん、日本仕様のA1にはオプションとしても用意されていませんが、標準でマルチファンクションステアリングが装着されていることから、パーツさえ手に入れば、案外簡単にパドルシフト化ができるのではないかと期待したわけです。
そこで、困ったときの"maniacs頼み"で、この手の話に詳しいmaniacs店長に相談したところ、どこからかパーツを探してきてくれました。ステアリングコンピューターやハーネスは標準のままで大丈夫そうです。エアバッグは標準装着品を流用しました。あとは装着して、運を天に任せます。
案の定、装着しただけではパドルは動作しません。VCDSでコーディングを行います。たぶん、これで動作するはずです......しないと、かなりマズイ。
しかし、クルマが動き出したところでパドルを操作しても、まったく認識してくれません。はて、どうしたものか......と困っていたら、店長が「とりあえずひとまわりしてみましょう」と。じゃあ、ということで少し走ったら、距離にして4〜5mというあたりで、いきなりパドルが効き始めました。「認識に時間がかかることがあるんですよ」とは店長のお言葉。さすが!
結果的には大成功で、パーツさえ手に入ればとても簡単にパドルシフト化できることがわかりました。パドルがあると、DレンジやSレンジでも、パドルを操作するだけでマニュアルシフトに切り替わるので、たとえば高速道路などでエンジンブレーキが必要なとき、パドルをパパーンと操作してシフトダウンできるからとても便利。しかも、時間が経つと元のレンジに自動的に復帰しますし、右の「+」のスイッチを長"引き"すれば強制的に戻すことも可能です。もちろん、マニュアルモードでシフトするときも、シフトレバーを操作するより断然簡単です。あ〜シアワセ!
パーツ価格は請求書が届かないとわからないんですが(笑)、僕としては、このシアワセをより多くの人と共有したいわけで、maniacs店長、どうぞこのパドル付きステアリングをレギュラー商品に追加してください。よろしくお願いしますね!
(Text by Satoshi Ubukata)
追記
パーツ代が判明しました。9万9750円(税込)です → Audi A1 S-Lineステアリング(ティプトロニック)