冬、関越トンネルを抜けると、やはり雪国に来たなあと思うものです。さほど降雪はなくても、冬用タイヤの装備は必須ですね。ところどころ凍っているようなところもありますから、急ハンドル、急加速など、急のつく動作はしないですむように、速度控えめ、車間距離は多めに、気をつけて走りたいものです。

そんな新潟県をしばらく走り、ここから先はいよいよ日本海に向けて開けてくるというところに越後川口サービスエリアがあります。展望台もあって信濃川や魚沼の山々も見れる景色でリフレッシュできるポイントです。

標高的にはそこまで高い山でもない感じですが、連なる山々が作る風景は雄大

タレカツなどももちろんあるのですが「生姜醤油ラーメン」を食べることにしましょう。なんでも長岡などではよく食べられるらしく、こちらでも人気メニューのようです。

寒くなると生姜、体を温めますから、食欲中枢というよりも体が欲しますね。

澄んだスープは一見普通のラーメンのようですが、口に運ぶと微かに、しっかりと生姜の香り。いわゆる生姜料理にありがちな、これでもかと主張する感じは少ないので、筆者は生姜好きですけれど、あまり得意ではないという人も案外自然と食べられるかもしれませんね。

食べ終わるころには体がぽかぽか。口に優しいラーメンは生活の知恵なのだなとわかります。地元の方の優しさに満ちたアイデアに感謝ですね。

一緒にミニカレーも。辛さは抑えられていて、老若男女問わず召し上がっていただけるカレーではないでしょうか。ラーメンとカレー、いつも悩んでしますが、今回も選択を回避して、両方食べてしまいました。

荒天時は不慣れな人にはハードルは高いかもしれませんが、冬の雪国もなかなか良いものですね。

信濃川のカーブを見ると、自然の力強さ感じますね。

(Text & photos by Kentaro Nakagomi)