イタリア発の世界的ホイールブランド「O・Z」が、ホイール業界で初の空力を考慮した外部樹脂パーツを取り付ける構造を持ったアフターマーケット向けホイールとして世界特許を取得した「Superturismo Aero(スーパーツーリズモ アエロ)」を 、2021年6月にオーゼットジャパンが国内で発売する。

Superturismo(スーパーツーリズモ)はO・Zホイールの中でも長い歴史を持つ人気の商品。現在、第2世代の「Superturismo LM」「Superturismo GT」「Superturismo WRC」、第3世代の「Superturismo Evoluzione」が販売されており、その進化系となるのが第4世代のSuperturismo Aeroである。

Superturismo Aeroは第3世代同様に「低圧鋳造法(ロープレッシャー鋳造法)」と「HLT(フローフォーミング技術)」により、美しいデザインと鍛造ホイールに迫る軽量・高強度を実現。また、セントラルロックカバーにより、レーシングスタイルをつくりあげている。

そして、一番の特徴が、空気をマネジメントするアエロフラップシステムを採用したことだ。

今年創立50周年を迎えたO・Zでは、当初からモータースポーツ用にホイールを提供し、いまや世界のトップカテゴリーで圧倒的なシェアを誇っている。たとえば、モータースポーツの頂点といえるF1では、10チーム中7チームがO・Zのホイールを使っている。

そこで勝利を手にするために、研究を重ねてきたのがホイールのエアロダイナミクス。その知見をアフターマーケット向けのホイールに投入してできあがったのがSuperturismo Aeroなのだ。

Superturismo Aeroは、整流効果のある樹脂製インサートの「アエロフラップ」を装着することで、ホイールの空気抵抗を飛躍的に低減させるとともに、ブレーキの冷却性能を高めることに成功。そのためにO・Zは、アフターマーケットホイールとして初めて、風洞実験により空力性能を高める開発を行ったという。

樹脂製のアエロフラップは軽量設計で、重量増をともなわずに空力性能の向上を実現しているのも見逃せないところだ。

実際の商品はこれまで見たことのないデザインということで、思わず振り返って二度見してしまうほどのインパクトがあり、街で注目されること間違いなしだ。

オーゼットジャパンでは、8J×18インチ〜9J×19インチの28サイズを2021年6月から順次導入予定。価格は7万5000円〜9万9000円(1本)である。

Superturismo Aeroとともに世界特許を取得した 「Superturismo Aero E(スーパーツーリズモ アエロ イー)」は、電気自動車向けバージョン。ディンプル加工が施されたアエロフラップでより広いエリアをカバーすることで、空力性能をさらに高めたのが特徴である。Superturismo Aero Eは近日発売予定。

スパルコ社のライセンスブランドであるsparco Wheelsにも、2021年モデルが登場。この「RECORD(レコード)」はボルトホールやスポークの中心部に段のついたデザインを採用。シャープなスポークデザインとあいまって、愛車をスポーティに彩ってくれるはずだ。

サイズは7.5J×17インチ〜8J×18インチの9種類で、価格は3万9000円〜4万4000円とお手頃なのも、RECORDの魅力のひとつだ。

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