先日のJAIA試乗シリーズ第2弾! 続きは「ランボルギーニ ウラカンEVO」です♪

振り返れば2019年、私がひとつのイベントで書いた原稿の数ナンバーワンは、ランボルギーニの女性向けイベント「FAB」。このイベントはランボルギーニ本社があるイタリア・ボロネーゼとイモラサーキットで行われ、ランボルギーニファンには堪らないプログラム。しかも日本から行ったのは私ともう一人。しかし、書くのは私だけだったので、おかげさまでたくさんのメディアで発信させていただきました(笑)

そのとき「ランボルギーニ ウラカンEVO」に初試乗。もちろん日本導入前です。しかも、憧れのイモラサーキット。イモラサーキットといえば、アイルトン・セナがF1のレース中に事故死したサーキットで、しかも私が行った日は元F1ドライバーのニキ・ラウダの死去が伝えられた日。なんだか私はここに引き寄せられたような気がしました。

「ウラカンEVO」は、ランボルギーニのV10史上最強といわれる「ペルフォルマンテ」と同じ最高出力640ps、最大トルクは600Nmの5.2L V10エンジンを搭載。「ウラカン」のマイナーチェンジ版で、デザインの変更と四輪駆動&四輪操舵をコントロールする機構を採用したとのこと。

まずはクルマの周囲をぐるっと回ってみると、リヤから丸見えのV10エンジン。最高速は315km/h。ボディカラーは専用色です。

フロントバンパーと一体型のウイングやアンダーボディの空力性能を上げ、ダウンフォース、空力ともに改良したとのこと。

インテリアでは真ん中にドンと置かれた8.4インチのタッチスクリーン式のエンタテイメントが新しいランボルギーニを演出します。メーター類はフルデジタル。走行時はハンドルの正面にスピードメーター、左側に縦グラフの油圧計など、右側にはガソリン残量と航続可能距離。これはVWグループで広く採用されているバーチャルコックピットのランボルギーニ版ですが、後進しようと思うと、中央がカメラで写るバックの景色が映し出されます。

これは便利なようで、意外と見ずらいと思ったのは私だけでしょうか??

そしてランボルギーニが独自に開発するカーボンをドアトリムなどに採用。

エンジンをかける儀式も楽しい。赤い蓋を開けて行うエンジンスタートは、リアル・ガンダムの世界。そしてドライブモードの選択で使う、ハンドル下部分に配置されたドライブモードスイッチも個性的。ストラダーレ/スポーツ/コルサの各モードから選べます。

少しスピード上げてきたときの地面に張り付いているかのような安定した接地感は、微塵の心細さも感じません。そしてブレーキのフィーリングや制動力も安心感を与えてくれるのは、さすが四輪駆動。とはいえ、その実力はこんなちょい乗りで、しかも一般道では一部しか体験できませんが。

「ランボルギーニ インテグレーテッド ヴィークル ダイナミクス」(LDVI)が採用され、最新のセンサーがドライバーの運転を0.02秒先読みしてボディコントロールするシステムも装備されているそうですが、それを実感するシーンは無かったのが残念。

それにしても「ウラカンEVO」のヘッドライトは「YY」にも見えますよね~(笑) そのせいか少し親近感を覚えます(笑)

(Text by Yumi Yoshida)