自動車用スプリングをメインに、スタビライザー、スペーサー、ショックアブソーバーなどを手がける世界的なスプリングメーカー、「Eibach(アイバッハ)」を紹介する。

アイバッハは、1951年、ドイツのFinnentrop(フィンネントロップ)で誕生。スプリングの分野で、輸入車ユーザーから高い支持を集めているのはご存知だろう。自動車以外でも、船のエンジン用バルブスプリングやスキー場のリフトで使用されているスプリングなど、精度の高いさまざまな種類のスプリングをつくっている。「スプリングのプロフェッショナル」として知られ、そのノウハウが自動車用製品にも活用されている。

■創業当時の社屋と現在の社屋

「アイバッハ」の代表的な製品である「ダウンサススプリング」2種類を紹介する。

■プロキット

フロント、リヤともに平均30mm程度ローダウン可能なスプリング。落ち着いたスタイリングを実現しながら、乗り心地を犠牲にせず、ハンドリングの向上やロールを抑制する。

■スポーツライン

フロント、リヤともに平均して40~50mm程度ローダウン可能なスプリング。「プロキット」をよりスポーティかつアグレッシブなキャラクターにした製品となる。

どちらの製品も、純正のショックアブゾーバーとの組み合わせを念頭に置いて開発されており、その車の純正セッティングの味付けを損なわないローダウンができるというのが魅力的だ。
余談ではあるが、通常「プロキット」は黒色、「スポーツライン」は赤色のカラーリングだが、アルファロメオとフィアット用の「プロキット」に関しては特別に赤色でカラーリングされている。

常に均質の性能、品質の商品を供給し、世界中で品質の高さが評価されプレミアムスプリングメーカーとして君臨しているアイバッハ。

カスタマイズの第一歩からレース用にいたるまで、多くの方にお勧めできるブランドである。

■関連サイト
アイバッハ