オーストリア発、ヨーロッパ最大級のスポーツマフラーブランド「REMUS(レムス)」について紹介する。

1990年に設立されたREMUSは従業員5名からスタート。エンドユーザーからの要望を重要視した高品質な製品づくりが世界中のアフターマーケットやチューナーに支持され、現在では50カ国以上に輸出を行う、世界的なメーカーへと成長している。

現在REMUSには6つのブランドラインアップがある(2019年5月現在)

Sports Label(スポーツラベル)

豊富な車種をカバーするREMUSの主力スポーツマフラー。内部までステンレスを用いて製作されており、軽量かつ高い耐腐食性を誇っている。 また、背圧を80%程度に低減することで、出力が平均で3%程度向上している。

Power Sound(パワーサウンド)

メインサイレンサーとテールエンドが分割式になっており、豊富なラインアップから好みのテールデザインを選べる。また、メインサイレンサーにバルブコントロールシステムが内蔵されており、音量の調整が可能となる。

Wild Label(ワイルドラベル)

アグレッシブでスパルタンな外観を意識したスポーツマフラー。 素材はステンレスで、テール出口がチタンのアイテムや、 焼付け加工されたアイテムもある。

REMUS65 CAT-BACK-SYSREM(レムス65 キャタバックシステム)

触媒以降を全て交換するタイプのスポーツマフラー。65mmの大口径メインパイプを採用し、排気効率を向上させて 性能アップを図ることを主眼に開発されている。

POWERIZER(パワーライザー)

カプラーオンでの装着が可能なサブコンピューター。 付属のケーブルを純正カプラーに差し込むだけで簡単に装着するタイプなので、面倒なコンピューターの書き換え作業を必要とせず、手軽にパワーアップが可能となる。性能は、ブースト圧など各種パラメーターのマッピングを変更することで、ほぼ全回転域にわたって パワーとトルクが向上する。 また、車輌本体のECUやカプラーなどには何ら変更を加えていないので、簡単にノーマル状態に戻すことが可能。

Titanium2(チタニウム2)

ショットブラスト表面処理による耐久性や美しい外観、パフォーマンス向上や軽量化といった特徴をもつフルチタンエクゾーストシステム。 REMUSがこれまでモータースポーツフィールドで培った技術力を最大限に活かし、車種ごとに最適な内部構造、フロー及び振動特性、背圧を分析することに加えて、熱や機械的ストレス要因を考慮して開発を行っている。

REMUSのマフラー開発はこちらの無響音室で行われる。

車外・車内での音質テストを繰り返し行ってサウンドがデザインされる。REMUSが追求するのは、音が大きいマフラーではなく、低音が強調された迫力あるサウンドでありながら車内へのこもり音がない、特徴あるサウンドだ。

プロトタイプを実車に装着し、性能および音質のテストを行う。性能については無響音室内のローラー式シャシーダイナモ上で出力の向上をチェックする。また、音質については車外の音はもちろん、車内の音の測定も行い、こもり音など不快な音が発生していないかもテストしている。

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REMUSの製品は一部の競技用マフラーを除き、すべて欧州連合指令(EU指令)適合品で、「eマーク」が刻印されているのもユーザーにとって安心だ。

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レムス