■Beetle ■Hasbro ■BUMBLEBEE ■280mm

こういう玩具を設計してまとめる人たちって、本当にすごい。根気がいる仕事だろうと思います。

かなり複雑な機構で実際にトランスフォームします。

映画の中ではものの数秒で変形しますが、コイツは説明図を見ながらでも10分くらいかかりました。

特に脚になるリヤフェンダーのあたりの変形機構が非常によく考えられているのですが、まぁ、一度や二度では覚えきれないくらい手順が複雑です。

ちょっと辻褄のあわない可動部も映画ではCGで処理できてしまいますが、実際に動作するオモチャではそうもいかないので、試作品が山と盛られた作業場が目に浮かびます。

30cm弱と大きさはそこそこありますので、ディテールもよく表現されています。

スケールモデルとして見ても変形前のビートルは、プロポーションに妥協がなく良いスタイルをしていますし、オートボットへの変形後も、格好いいポーズを決められる自由度の高い関節が凄いです。

基本的には水冷VWのオモチャ限定で蒐集(しゅうしゅう)しておりますが、この出来の良さには思わず手が伸びてしまいました。

変形の様子をコマ撮りして動画にしてみたいけれど、そこまでの根気は無さそうな私です。

◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。