(撮影協力:TOYO TIRESターンパイク) VOLK RACING C345は、徹底的な軽量化と美しいデザインを高い次元で実現した注目の鍛造ホイール。ワインディングロードやサーキットなど、スポーツドライビングを楽しむユーザーを想定して、センターキャップレス、とことん軽量化を図った「C345 ULTRA LIGHT」と、C345 ULTRA LIGHTのDNAを受け継ぎながら、ストリート向けにカラーとセンターキャップをアレンジした「C345 PRIME」が用意される。その概要は
ゴルフGTIに装着したのは、8J×18インチのタイプ。ちなみにタイヤは、ヨコハマのアドバンスポーツ(225/40ZR18)が組み合わされていた。C345のデザインの特徴は、センターからリムに向かってスポークが3本から4本に増えるところ。これが5セットあるデザインは「3 to 4スポーク×5」と名づけられ、C345の名前もこれに由来する。
このデザインは、ホイールの軽量化と剛性向上に貢献。機能に裏付けられたデザイン=機能美が、C345を特徴づけているのだ。
ところで、実をいうと試乗するまで、少し不安だった。本当にホイールの違いが体感できるかどうか、わからなかったからだ。しかし、それは幸いにも取り越し苦労だった。
走り出すとすぐに、ノーマルとの違いが感じ取れたのだ。タイヤとホイールが重くなると、路面の荒れを拾いやすくなり、乗り心地が悪化する。「バネ下が重くてドタバタする」とは、まさにこの状況だ。
ところがC345 ULTRA LIGHTは、このドタバタ感がほぼ解消されている。いままで走っていた道の舗装が変わったかと思えるほど、スムーズな乗り心地を示すのだ。ホイール(とタイヤ)の軽さが、ほんの数十メーター走っただけでわかったのだ。
その印象は高速道路でも変わらない。もともとしっかりとした乗り心地のゴルフGTIだが、C345 ULTRA LIGHTを装着していると、ホイールの余計な動きが抑え込まれるようになり、ゴルフのフラットな乗り心地がさらに強調される。
(Text by S.Ubukata)
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